十分な睡眠は、体の基本です。睡眠不足になると、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。女性の場合は、睡眠不足になると、肌が荒れたり張りがなくなったりするといわれるのが一般的です。これは、内面の不調が表面に現れていると認識すべきでしょう。内面の問題を解決しなければ、表面の問題は解決しないということになります。睡眠不足で起こる最も警戒すべき問題は、免疫力の低下です。人間の体には、外部から侵入する異物に対抗する能力が備わっています。これが、免疫力です。ウイルスや菌は、日常的に体内に入って来るといわれています。体内の免疫力がこれら外部から侵入するウイルスを攻撃し、病気の発生を防いでくれているのです。しかし、睡眠不足になるとこの免疫力が低下し、普段の力を発揮できなくなります。つまり、病気に弱い体質になってしまうということです。もし、原因が自分である程度コントロールできる範囲にあるのであれば、すぐに対処法を考えるべきでしょう。いくつか有効な方法がありますが、ポイントは快適な睡眠を得ることだと思います。よくいわれるように、規則正しい生活と食事が基本です。例えば、就寝前の1時間程度はリラックスをして、寝る態勢を徐々に作っておきましょう。その際、パソコンやスマホは避けることが重要です。さらに、ストレッチをしたり、お風呂で温まることも効果があります。また、寝酒は避けて、就寝直前に布団やベッドに入ることも大切です。さまざまな方法を試してみて、それでも解消できない場合は医療機関に相談することが勧められます。専門家のカウンセリングが必要な場合もあるので、検討する必要があるでしょう。