睡眠不足が及ぼす悪影響

睡眠不足になると、コルチゾールというホルモンの分泌量が増えやすくなります。これは「ストレスホルモン」とも呼ばれており、本来は体を目覚めさせて血圧を上げるなどして、ストレスへの対応力を高めるものです。しかし、仕事や家事・育児などに追われて睡眠時間が少なくなると、ホルモンのリズムが崩れてコルチゾールの分泌が増加してしまいます。そうなると、疲れているのに早朝に目が覚めるというようなことが頻繁に起こり始め、いらいらした精神状態が続くいてしまうのです。それがひどくなると、不安障害やうつ病の原因にもなりえます。また、コルチゾールが高い状態の場合は食欲が湧くので、食べ過ぎて太るといったよくない影響も出ます。さらに体が疲れ切ると、コルチゾールを作ることもできなくなり、免疫力が下がってしまうのです。このような体の状態では、職場でも家庭でも作業の能率は上がらず、気持ちも暗くなります。忙しければ睡眠を削ることが多いものですが、そのために犠牲になるのは思っているよりも大きいものです。責任感の強い人は、職場や家庭で負担を軽くするのは手抜きするように感じてしまい、気が引けるかもしれません。しかし、質のいい睡眠を取り続けることは、職場でも家庭でもいい影響をもたらします。そして、万一頑張り過ぎで倒れるようなことがあれば、周りに心配と迷惑をかけてしまうことになるのです。普段頑張りすぎている人は、少しは周りを頼って睡眠不足に陥らないように自分の体を守りましょう。>>>詳細<<<

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